OSJ奥久慈トレイルレース50K(2019)

2回目の参加となる奥久慈トレイルレース。 昨年はなんとか第2関門をクリアしたものの、その後の東金砂神社で初めてのリタイヤ申告。 今回はなんとか先に進みたい。少なくとも、自分からリタイヤはしない覚悟で望んだ。 さらに、東金砂神社の後の林道を走るため、前半では可能な限り足を残すことにした。

当日は大子町役場に車を止め、シャトルバスでスタート地点へ移動。 5時ごろにはかなりのランナーが並んでいた。 序盤はセーブするつもりだったので、ゆっくりトイレを済ませて最後尾付近に並ぶ。

天気は曇りで、暑くもなく寒くもない良いコンディション。 結局、日中もそれほど気温は上がらず、レース日和だった。

装備は上から、バンダナ、アイウェア(一度も使わなかった)、Tシャツ、ザック(rush12)、ランパン、ふくらはぎサポーター、5本指ソックス、シューズ(Montrail Caldorado II)。 水は500mlボトル2本と、念のために500mlだけ水を入れたハイドレーションを持ったが、ボトルだけで十分だった。 食料は自家製トレイルバー1000kcal相当とジェル、スポーツようかんなど1000kcalくらい。これもだいぶ残った。

スタートから第1関門(持方)

スタートロスは1分ほど。 5分30秒くらいのペースで進む。 袋田の滝を通過し、坂道を登ると、トレイル入り口よりもかなり手前から渋滞が始まった。 完走どころか、第2関門通過も怪しいかも、と思い始める。

月居山への登りは止まったり歩いたりで、山頂通過は1:06頃。 ずいぶん待たされたように感じたが、去年は同じ地点を59分で通過しているので、差は7分。

その後は動き始め、徐々にペースが上がる。 何回目かの急な下り坂でトラブル。 足元が滑りやすかったので右手で木の枝を握りながら下っている最中にスリップ。 右腕で支えて、落ちることはなかったものの、右腕を大きく擦りむいた。 さらに右腕が完全に伸びきってしまい、夕方になって痛み始めることになる。

その後は快適なペースで、時々詰まったりしながら走る。

第1関門通過は2:57頃。 去年から16分遅れているが、第2関門は通過出来るだろう。

第2関門(竜神大吊橋)まで

アクエリアスを補給し、トイレを済ませてすぐに出発。

さっきまでの渋滞が嘘のようにばらけた。 奥久慈男体山への登りは無理せずにゆっくり。 山頂を過ぎて大円地まで下ったらいよいよ奥久慈本番。

アップダウンの繰り返しが続いて、徐々に周りのペースが落ちてくるので、 飛ばさないように気をつけながら追い越して進む。 ペースが安定していたのか、数人の集団の先頭になることが多かった。 途中で先頭を交代して進む。

湯沢峡エイドは4:54(去年より10分遅れ)。

その後も淡々と。 要所要所で道を譲られることが多くなってきた。

竜神川に降りたのは6:09。去年より10分遅れ。 ペースは去年とほとんど変わらず。 少しずつ疲労は溜まっているが、補給のため少し休むだけで回復する程度。 亀ヶ淵に降りる前、後ろのランナーがトレイルを踏み外して右側の斜面を滑り落ちた。 幸いすぐに止まって、自力で復帰した。他人事とは思えず、気を引き締める。

ダム沿いのロードは、ゆっくりでも走り続ける。

第2関門到着は7:18(去年より8分遅れ)。

第3関門(釜の平)まで

釜の平関門閉鎖は10:30。3時間ちょっとで行けるわけはないので、 この時点で完走の可能性はなくなっているが、今回はとにかく前に進むのが目的。

おなじみ赤岩エイドを過ぎ、寺入沢に入る前に一人、そのあと沢の途中でもう一人のランナーが追いついて、3人で進んだ。 危険箇所は結構あるので、周囲に人がいるのは心強い。

砂防地区エイドに着いた時はかなり足もくたびれていて、のろのろとしか走れなくなった。

東金砂神社エイド着は9:43。去年は9:48かかっていた。

ここでも水とアクエリアスを補給してすぐに出発。

林道に入って、恐る恐る走り出してみると、意外にも足が動いた。 国道461号を越えてすぐ、私設エイドがあり、コーラをいただいた。 少し話すと、去年、東金砂神社の途中でやはりコーラをいただいた方々だということがわかった。 時刻は午後4時を周り、関門は閉鎖されている。 こんな時間まで待っていてくださったことに感謝。

その後はややペースを落としながら、最後のトレイルを抜けたら関門。 関門着は11:42。 時間切れDNFとなった。

まとめ

東金砂神社までの走りは、結局のところ去年と似たり寄ったりだったが、余力は残っていたのが大きな違いだった。 間に合わないながらも第3関門に進んでみると、時間さえ許すなら先に進む元気はあった。

4月に前半を試走した時には、「完走ペースまでペースを上げると、最後まで持たないかな」、と感じていた。 その後、4月28日の石岡トレイルでは、前半やや速めに突っ込み、案の定後半はペースダウン。 仕上げのつもりの5月19日の練習は転倒・負傷のため中断。

次回、関門に間に合わせるためにはあと72分短縮する必要があるが、どこで縮めるか。 やはり序盤の渋滞回避が効果的か…